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だいこんの徒然草。 更新は気まぐれに行います。
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話し下手なのに、値切り好きだ。
つい先日旅行したとき、市場で農産物や雑貨を買っていたのだが
総額でかなりの額を値切った。
自分なりに強引な値切りはしていないつもりだが
人によってはそう取られるかもしれない。
値切りはまず、店のおばちゃんと仲良くなることが大事だ。
おばちゃんとおじさんの店なら、大体おばちゃんに決定権がある。
世間話、商品を誉めること、おばちゃんを気遣うこと。
これを織り交ぜながら値切ると、大体うまくいく。
おばちゃんが居ない店?初心者はあきらめた方がいい。(笑)

そんな値切り好きの私でも苦労したことがある。
新婚旅行で萩に行ったときのこと。
萩は、城下町周辺に窯元直売の萩焼専門店がいくつもある。
色んな店を回り、会話を楽しみながら値切っていた。
ちょっと良いものと、気軽に使えるものをセットで値引きして貰ったり
窯元のエピソードを聞きつつさりげなく交渉したり。

そんな中で入った一つの店。
見るからに頑固そうな親父さんが店の奥で仁王立ちしている。
「いらっしゃいませ」なんて言わない。
むしろ買わないなら出て行けという雰囲気を感じさせる。
夫は隅の方で様子をうかがっている。店を出たそうだ・・・
ピリピリしたムードの中、私は賭けに出た。
気になっていた小さい一輪挿しについて、素直に気になったことを聞いてみた。
いきなり高い物を誉めないところが私の賭けだった。
親父さんなら、売っている物には値段を問わず誇りを持っているはず。

賭けは成功した。
小さくても機械を使わず全て手作業でろくろを回し、焼き方にもこだわり
その上値段を抑えて売っているというのが親父さんの誇りの一つだったらしい。
ぽつぽつと話す親父さんのペースを崩さずに、
私が新婚旅行でどこからの旅行者か等の話をした。
最後に親父さんは店と窯元の名刺を差し出しながら
「今度は子供と来な。また安くしてやる」
と言ってくれた。

この親父さんや、私が値切りの交渉をした人達が
未だに私のことを覚えているかは不明だし、
中には良いカモだったと思っている人も少なからず居ると思う。
ただ、気持ちよく値切って楽しく買い物が出来たことに喜びを感じるのだ。
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プロフィール
HN:
だいこん
性別:
女性
自己紹介:
儚いもの、哀しいこと、破滅的な物語に
惹かれているが本人は天真爛漫。
都会に憧れていた事もある田舎住まい。
隠れオタク。


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